愉楽な生き方

日々の中で気づいたことなどを忘れないように記録。そんなことから始めてみます。

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朝食抜きをしてもうすぐ10年。ちょっと振り返ってみる。

 

 

食事を抜くという行為

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2006年8月。「自分は結構すぎる。どこかの食事を抜いて、その浮いた分を何か役に立つことに使わせてもらえないだろうか」。そんなことを思って、食事を一食抜くということを始めました。もうすぐ初めてから10年を迎えようとしています。
 

考えさせられた甲田光雄先生の著書

ボクは当初、昼食を抜くことを考えてました。朝食は体にとって絶対に必要なものであり、朝食を抜くということは考えられなかったからです。しかし、そんなとき甲田光雄先生の主張、朝食を抜くほうが世界にも、体にもいいという話を本で知ります。18時間の断食、半日断食。これがいいと常識では疑ってしまうようなことを甲田先生はは言うのです。
 
あなたの少食が世界を救う 愛と慈悲の心で生きる少食健康法のすべて 
甲田光雄著 春秋社
 
少食が世界を救うという言葉には大げさだなぁと思いましたが、読んでいくと自分たちがいかに食べ過ぎているかということが分かってきます。やっぱりボクらは結構なのです。
ボクの自分は結構すぎるという自覚は、特に何かを食べているからとか、何かを持っているかとかではありませんでした。ボクの生活はごく普通の生活だと思っていましたが、その普通ということが実に結構だなぁと思うようにいつからしか思うようになりました。
世界の飢餓人口は約8億人と言われています。9人に一人は食を満足に食べることができないという世界にボクたちは住んでいるのです。その中で、ボクらは何不自由なく、食事を取ることができる。それが結構だなぁと思うようになったんです。
ボクらは結構になって、食べ過ぎて病気をもらってきている。そういうことをこの甲田光雄先生の本で学ばせてもらいました。
 

一食を捧げる運動に寄付

『一食(いちじき)を捧げる運動』というのがあります。これはある宗教団体が中心となって、自分の必要な食事を少しでも捧げることによって、世界の貧困、紛争で苦しんでいる人たちにたすかってもらおうという運動です。ボクはこの宗教団体に属している訳ではありませんが、この考えに賛同し、少しの期間、また少しの金額でしたが寄付をさせてもらってました。
そこではこの捧げる行為を「ひとの痛みを知り、ひとの幸せを祈り、ひとのために行動する心を育てる」信仰的実践と言ってますが、ボクの信仰とは違っていても、この行為によって、優しい心が育っていくという実感を感じることができました。
 

朝食抜きを始める前。

朝食抜きを始めたのは29歳。身長は171センチで体重は67キロぐらいあったでしょうか。特に太っているという訳でもなく、BMIでも22.91。標準の上のほうというぐらいの体重でした。この体重で困っているということはなかったですが、もう少し痩せていてもいいかなという思いはありました。
食事は毎日、しっかりと朝食、昼食、夕食と食べてました。朝食はごはん一杯でしたが、昼食、夕食は2杯はしっかり食べてました。
 
 

朝食抜きを始めてから。

朝食抜きを始めたのはたぶん8月6日だったと思います。朝食を食べることをやめてすぐに大変だなぁと思ったのは空腹よりも、その時間をどう過ごすかということでした。ウチの家では7時頃から7時半ぐらいまでゆっくりと朝食を取ってましたが、その時間がまるまる空いてしまう。この時間をどう使うかは最初の大きな課題でした。たばこを禁煙したときも、その時間の過ごし方に困りましたが、そのときの感覚とよく似ていたように思います。
最初の一週間は慣れないせいもあり、多少はお腹が空きましたが、1週間を超える頃にはたいして気にすることはなくなりました。体重は1週間では何も変わらず。1週間を越えた頃からやっと変わってきたように思います。そしてボクの場合、昼食も夕食も少食に変えたこと。また夏場ということもあってなのか、3週間を超える頃には5キロほど体重が落ちました。そして9月中旬頃には58キロほどに。さすがに一ヶ月ちょっとで10キロ近く体重を落としてしまったので、顔も体型も一気に変化し、病気をしたのかとみんなに心配されるほどでした。
 

戻ってくる体重

食事は変わらず、朝食抜き、そして少食を続けていましたが、面白いことに10月頃にはまた体重が戻ってきました。そして今の体重と同じぐらい61キロぐらいで止まります。この体重がたぶんボクにとって一番ベストな体重なのでしょう。多少の増減はありますが、この体重が今も変わらず続いています。
 

体調の変化、メリット

朝食抜き、少食にして体調が変化したのかとよく聞かれるのですが、実はそこんところはよく分かりません。前よりは風邪をひかなくなったとは思いますが、それがこの少食が影響しているかどうか分かりませんし、未だに寝こんでしまうときもあります。
もし体調変化を目的にしていたのであればずっと続けることは難しかったかもしれませんが、もともと体調変化を目的にしたのではなかったので、続けてこられたように思います。
ただ少食にしてのメリットとして、時間が有効的に使えるようになった。朝食のことを考えなくていい。食事代が浮く。体重が増えない。なので衣服はずっと着れる(スーツは二十歳のときのものが着れる)などがあるように思います。
この中でも、お金と時間が浮くというのは大きく、これは年間にしたらかなり大きな金額と時間になるかと思います。ボクはこの朝食の余った時間を、そのころから瞑想の時間に当ててます。現在この瞑想はボクのルーティーンとして定着しています。
 

朝食抜きはお勧めできるか?

ボクはこの朝食抜きはかなりお勧めできると思っています。それは先にも書いたように、お金と時間が有効的に使えるということ。また体重が増えていかないということだけでもかなりのメリットがあると思っているからです。

たまにお泊まりで飲んだりしたとき、夜にお腹いっぱい食べているのにも関わらず、朝からドッと食べたりする人がいますが、これって絶対よくないだろうなぁと思います。夜に食べたものがしっかりと胃に残っているはずなのですから、せめてそんなときぐらい食べなくていいのにって思います。でも朝食が習慣になっている人はお腹一杯でも止めれないんですよね。

一気に朝食を止めるってののはできないかもしれませんが、だんだんと少食にしていくということからでも始めてみてはどうでしょう?以外と少食でもいけるということに気づくはずですよ。

お財布にも優しい少食。これであなたも世界を救う一員になってみませんか?